トライアックコントローラの再検... 投稿者:ノンノ 投稿日:2011/06/26(Sun) 10:10 No.210
TRIACは負帰還型位相制御、TRやFETは無帰還型ダウンチョッパ。
旧式の技術、SCR、TRIACの応用で、シリーズ、マグネットモーターを回す、 (約40年前、RCA-SCRマニュアルに解説付きで載っていました) は非常に合理的で、現代のダウンチョッパの性能をしのぎます。
SCRの場合は転流タイミングが短いので半波で使い出力が85%くらいになります。 TRIACの場合は交流側なので電圧が逆転して転流がし易い反面、 起動-停止で少しヒステリシスを持ちます。 50Hzの場合ブリッジで整流して100Hzの位相制御になり、 電源電圧からモーターの回転で発生する電圧を引いた電圧で 点弧回路のランプペデスタルを供給する関係で、 モータ電圧負帰還が掛かり一種の自己クローズドループになります。 この部分にMACHからのPWM信号を(フォトカプラを通して)加えることが出来たら、一番楽な制御器になります。
TRは5Vくらいの電流源で駆動できます。 FETやIGBTは15vくらいの電源でゲートをドライブしますと スパッと切ったり入れたりすることが出来スイッチングにはこの電圧がよく使われます。 この電圧はIR2155にも使われていて、これが不足した場合遮断する回路が入っています、また内部にキャパシタ絶縁ラッチ型ゲート駆動ドライバが有って回路電流消費を押さえています。 (IR2155は本来蛍光灯の高周波点灯用のインバータで50%出力の発振器が標準です) このインバータ信号をMACHのPWMからフォトカプラ駆動するのは簡単ですが、 モーター電圧からの負帰還が掛けられません。 またモーターの内部抵抗による負荷速度変化も補償することが出来ません。
こうしてみますとTRIACによる駆動回路は優秀ですね。
Re: トライアックコントローラの... - ノンノ 2011/06/26(Sun) 11:10 No.212 フォトカプラを使うためテストをしました。
電源電圧5V、電流制限抵抗1.5KΩ、カプラは TLP630両方向入力、ベース付きTRと TLP627フォトTR+ダーリントンです。
制御基板のPWM(パルスなのでスピードが要求されます) 出力から1.5KΩでTLP627を駆動 制御の画面上のスライダーを左0%〜右100%まで動かすと。 緩やかに上昇して段々、100%側で急に上昇する出力になります。 TR側のスイッチング回復時間(蓄積)によって ON側が長くなっているためだと思われます。
同じく、TLP630ですと スライダーの目盛りはマウスで動かしたので、 はっきりしたデーターではありませんが、 0-0.21V、2-0.40V、3-0.86V、4-1.23V、5-1.51V、6-1.93V、 7-2.25V、8-2.72V、9-3.05V、10-3.50V、11-3.80V、12-4.34V、 13-4.75V、14-4.90V になりました。 (グラフ化ソフトを持っていないので直線性を確認できません) オシロスコープで見られれば良いのですが今はちょっと見られません。
この電圧に比例した導電性を持つ交流用制御素子 交流側からブリッジを通したTRなどを ランプペデスタル回路に導けますと具合が良いです。
IR2155の場合でもパワースイッチの平均電圧が高いとき、 TRギルバート回路による変換回路でCT端子に電流を流し込む、 あるいはモーター電圧が高いときCTから電流を引き出すように 組めば自己負帰還が成り立ち回転数が安定的な成ります。 (電流ブースト特性までを持つには至りません、もっと考えてみます)直流モーターの電子ガバナ - ノンノ 2011/06/26(Sun) 11:43 No.213 書いていたのは下記のようなものです。 もっと高耐圧が有る、や変換などによって使えたら便利ですね。
http://www.mitsumi.co.jp/latest/Catalog/pdf/phone_lag_674.pdf http://www.rohm.co.jp/products/lsi/motor/reversible/sel2/
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